Windowsサンドボックス(Sandbox)の使用方法
目次
Windowsサンドボックス(Sandbox)とは
Windowsサンドボックスは、Windows OSに組み込まれたセキュリティ機能の1つです。
サンドボックスでは、仮想的な隔離された環境が作成され、ユーザーがその中で新しいアプリケーションやファイルを実行できます。
この仮想環境では、主要なシステムリソースへのアクセスが制限され、実行されたプログラムがシステム全体に影響を与えないため、レジストリを編集する等の危険な処理や、怪しいアプリなどのテストに使用可能です。
機能要件
- Windows 10 Pro以降
- AMD64アーキテクチャ
- BIOSで仮想化機能が有効になっていること
- 4GB以上のRAM(8GB推奨)
- 1GB以上の空きディスク容量(SSD推奨)
- 2コア以上のCPU(ハイパースレッディング対応の4コアを推奨)
インストール方法
コマンドプロンプトで「optionalfeatures.exe
」を実行します。
> optionalfeatures.exe
Windowsの機能ウインドウが開くので「Windowsサンドボックス」のチェックを入れます。
OSの再起動後スタートメニュに「Windows Sandbox」が追加されます。
使用方法
「Windows Sandbox」を実行するとサンドボックス環境が開きます。
サンドボックス環境にはローカルからファイルをコピーすることが可能です。
Windowsサンドボックスの画面を閉じるとファイルや変更内容などすべてが破棄されます。
インストールできない場合
仮想化機能が「有効」になっていないとWindowsサンドボックスはインストールできません。
仮想化機能が有効かどうかはタスクマネージャーの「パフォーマンス」タブのCPUで確認可能です。
仮想化機能が「無効」となっている場合はBIOS設定で有効化する必要があります。
(※ BIOS設定の方法はメーカーによって異なるためメーカーサイトを参照してください。)