コマンドプロンプトでBase64のエンコード・デコードを行う
目次
はじめに
コマンドプロンプトでBase64のエンコード・デコードを行う方法のメモです。
Base64とは
Base64は、バイナリデータをテキスト形式に変換するエンコード方式です。
Base64では、データを64種類の印字可能なASCII文字(大文字A-Z
、小文字a-z
、数字0-9
、記号+/
)とパディング(=
)で表現します。
Base64でエンコードを行う
certutil
コマンドを使用することでBase64エンコードを行うことができます。
certutil -encode -f {入力ファイル} {出力ファイル}
画像ファイル(sample.png
)をエンコードし、base64.txt
に出力する例
> certutil -encode -f sample.png base64.txt
入力長 = 178
出力長 = 304
CertUtil: -encode コマンドは正常に完了しました。
出力されるファイル(※文字コードはUTF-8
)
-----BEGIN CERTIFICATE-----
iVBORw0KGgoAAAANSUhEUgAAABAAAAAQAgMAAABinRfyAAAADFBMVEX///9obxL8
ABn/pgDvOfD0AAAAAXRSTlMAQObYZgAAAFRJREFUCNdjYNBawMDAsGpVAwND+B0G
Bsb79w8wMF7//oGBsf6qAwOD/X+gbGQAUCIy1YGBNWppAAN/3s4PDPyvVgOJVas+
MDCs0ALKBrACZQNYAwDrzBf+G7U1DAAAAABJRU5ErkJggg==
-----END CERTIFICATE-----
Base64でデコードを行う
エンコードと同様に、certutil
コマンドを使用することでBase64デコードを行うことができます。
certutil -decode -f {入力ファイル} {出力ファイル}
Base64でエンコードしたファイル(base64.txt
)をデコードし、sample2.png
に出力する例
> certutil -decode base64.txt sample2.png
入力長 = 304
出力長 = 178
CertUtil: -decode コマンドは正常に完了しました。
デコードしたファイル(sample2.png
)は元の画像ファイル(sample.png
)と同じ画像となります。