高速に回答するAIチャットボット「Groq」を使用してみた

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Groqとは

Groqは、LPU推論エンジンを使用した高速に回答するAIチャットボットサービスです。

公式サイトは以下

Gropの使用方法

Groqの公式サイトにアクセスし、メールアドレスかGoogleアカウントで登録を行います。
Groq

登録後、すぐにチャットが使用できるようになります。
Groq

日本語で質問してみましたが、日本語に対応していました。(※たまに回答が英語になります)
Groq

Groqに聞いたChatGPTとの違いは以下の通り。

GroqとChatGPTは、どちらも自然言語処理(NLP)技術を使用していますが、その目的と応用は異なります。

Groqは、主にテキストデータの検索、フィルタリング、および集計を目的とした Query Language です。Groqは、自然言語Queryを使用して、ユーザーが特定の情報を検索することができます。Groqは、データの構造化されたデータを対象にしていますが、対話型の質問には不向きです。

一方、ChatGPTは、自然言語処理(NLP)技術を使用して、人工知能(AI)チャットボットを構築することを目的としています。ChatGPTは、自然言語入力に対応することができ、ユーザーとの対話を通じて、情報を提供またはタスクを実行することができます。ChatGPTは、対話型の質問に対応することができますが、構造化されたデータの検索や集計には不向きです。

つまり、Groqは、データの検索や集計を目的としたQuery Languageであり、ChatGPTは、対話型の質問に対応するAIチャットボットです。両者は、異なる目的と応用により、異なるNLP技術を使用しています。

プログラムも生成できるか試すために、以前「Phind」で試した閏年判定プログラムの作成を依頼したところ、結果は以下のようになりました。
Groq

📝 生成されたコード

#include <stdio.h>

int main() {
    int i;
    for (i = 2000; i <= 2200; i++) {
        if (i % 4 != 0) {
            printf("%d\n", i);
        }
    }
    return 0;
}

4で割り切れる年しか考慮されていないため、プログラムの生成能力は今ひとつのようです。

あとがき

ChatGPTと比較して回答速度が速いです。(調べてみたところGPT-4の25倍のようです。)
回答の内容については今ひとつの部分があるので、今後の改善に期待したいと思います。

参考