コマンドプロンプトでエイリアスを設定する方法
目次
はじめに
コマンドプロンプトでエイリアスを設定する方法のメモです。
エイリアスとは
エイリアスは、コマンドラインインターフェイス(CLI)やシェル環境において、既存のコマンドに別の名前を割り当てる機能です。
エイリアスにより、よく使うコマンドや長いコマンドラインを短く簡潔にできます。
コマンドプロンプトでエイリアスを設定する
コマンドプロンプトでエイリアスを設定するには、以下のコマンドを実行します。
doskey [エイリアス名]=[コマンド]
ls
にdir /b
を設定する例
> doskey ls=dir /b
> ls
sample.txt
sample2.txt
sample3.txt
登録したエイリアス設定の確認
登録したエイリアス設定を確認するには、以下を実行します。
doskey /macros
> doskey /macros
ls=dir /b
登録したエイリアス設定の削除
登録したエイリアス設定を削除するには、以下を実行します。
doskey [エイリアス名]=
> doskey ls=
> ls
'ls' は、内部コマンドまたは外部コマンド、
操作可能なプログラムまたはバッチ ファイルとして認識されていません。
備考
リダイレクト(>
)やパイプ(|
)を使用したコマンドのエイリアスを定義する場合は、記号を以下の文字に置き換えます。
記号 | 置き換える文字 |
---|---|
> |
$g |
>> |
$g$g |
< |
$l |
| |
$b |
& |
$t |
$ |
$$ |
また、パラメーターを取るコマンドのエイリアスは$*
または$1
~$9
で定義します。
> doskey cat=type $*
> cat sample.txt
sample